市販のミニタペストリー。花が一輪 生けられるように細い竹が中央に挟んであるもの。無地の物を見ると手がむずむずして何か書きたくなる。和紙の貼ってある照明。襖。障子。ロールカーテン。扇子。団扇。ジーンズ。Tシャツ。これまで色んなものに墨を付けてきた。ペンキやアクリル絵の具、様々な塗料も試した。今まで何ヶ所も移転移転を繰り返してきた我が事務所の看板などは勿論手書き。脚立に乗ったり車の屋根にのぼったりして。それは私にとってワクワクの作業。然も 高いトコロ好きっていうおまけ付。
学生時代の教科書の空欄にはその教科の先生の似顔絵ばかり描いてあった。机にも。鞄にも。無類の落書き好き。子供の頃からの。
生まれて育った家の壁には、サインと日付入で 丁寧に描いた絵が今も残っている。
何かが汚れたり破けたりしてもだいじょうぶ。それを利用して再生するのが面白い。得意技。創作過程で、もし失敗があったとしても それこそが絶好のチャンス!予定とはまるで違う作品が出来上がる。計算されていない、新鮮で 斬新で 想像もしてなかった作品が産ぶ声を上げることになる。滅茶苦茶 楽しい世界。